Dall'interno del libro
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むしろ、当時行われていた古活字版一般の技法は勅版方式とは異ったもの、つまりそれは四注方式ではなかったのだろうか。凸版印刷大阪支社の山口忠男氏の「小瀬甫庵版『補注蒙求』の調査雑感」によれば、文禄五年(一五九六)刊行の『補注蒙求』の技法 ...
むしろ、当時行われていた古活字版一般の技法は勅版方式とは異ったもの、つまりそれは四注方式ではなかったのだろうか。凸版印刷大阪支社の山口忠男氏の「小瀬甫庵版『補注蒙求』の調査雑感」によれば、文禄五年(一五九六)刊行の『補注蒙求』の技法 ...
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その当時この本を見て、多少文学に関心ある者、例えば西鶴と同志の談林の俳諧に遊ぶ人達は、既に何種類か刊本のある、そして同じ大本青表紙の装幀の『源氏物語』を思い浮べなかったであろうか。西鶴の方は、そう思わせるつもりであったに相違ない。
その当時この本を見て、多少文学に関心ある者、例えば西鶴と同志の談林の俳諧に遊ぶ人達は、既に何種類か刊本のある、そして同じ大本青表紙の装幀の『源氏物語』を思い浮べなかったであろうか。西鶴の方は、そう思わせるつもりであったに相違ない。
Pagina 116
他に藜光堂刊本の封面下部に藜と見られる一株を配した例もあり、既に当時刊者は商標またはそれに近い作用をする印などを求め用いていたと考えるのは筆者のみであろうか。年来、剖析の方途を得なかったこのような刊者の工夫を柱刻の採寸の計画性と共に記す ...
他に藜光堂刊本の封面下部に藜と見られる一株を配した例もあり、既に当時刊者は商標またはそれに近い作用をする印などを求め用いていたと考えるのは筆者のみであろうか。年来、剖析の方途を得なかったこのような刊者の工夫を柱刻の採寸の計画性と共に記す ...
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