ビブリア, Edizioni 93-96天理大学出版部, 1991 |
Dall'interno del libro
Risultati 1-3 di 18
Pagina 11
... 源氏物語薄雲巻その他源氏の数々、伝坊門局筆の天下の孤本「為信集」。近世の物では、馬琴の「八犬伝」の自筆草稿、漢籍では、永仁元年写の「白氏文集」等々、おびたゞしい貴重且つ高値の古典籍を購入して、散逸を免れしめられました。これらの外に、反町 ...
... 源氏物語薄雲巻その他源氏の数々、伝坊門局筆の天下の孤本「為信集」。近世の物では、馬琴の「八犬伝」の自筆草稿、漢籍では、永仁元年写の「白氏文集」等々、おびたゞしい貴重且つ高値の古典籍を購入して、散逸を免れしめられました。これらの外に、反町 ...
Pagina 39
... 源氏物語』を思い浮べなかったであろうか。西鶴の方は、そう思わせるつもりであったに相違ない。現代では二者の関係はつぶさに検討されているが、当時もこの書は「俗源氏」(十三回忌追善句集『心葉』)と呼ばれている。その面白さへ導く為にも、この表紙に ...
... 源氏物語』を思い浮べなかったであろうか。西鶴の方は、そう思わせるつもりであったに相違ない。現代では二者の関係はつぶさに検討されているが、当時もこの書は「俗源氏」(十三回忌追善句集『心葉』)と呼ばれている。その面白さへ導く為にも、この表紙に ...
Pagina 41
... 源氏物語』などの書名は見えない。本館編「善本叢書」の『源氏物語諸本集』の一・二の二冊を検するに「真木柱」の一かくの如く定家時代では、心覚であったものが、転写されている間に、やがて和歌に関して社会の価値感も高まり、内題外題の意識も生じ ...
... 源氏物語』などの書名は見えない。本館編「善本叢書」の『源氏物語諸本集』の一・二の二冊を検するに「真木柱」の一かくの如く定家時代では、心覚であったものが、転写されている間に、やがて和歌に関して社会の価値感も高まり、内題外題の意識も生じ ...