ビブリア, Edizioni 92-96天理大学出版部, 1989 |
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Pagina 6
... 山本九右衛門一家にかぎりて外にはなし」(『鸚鵡ヶ柚』竹本筑後擦自序)とまで筑後(義太夫の受領名)が記す程であった。山本から刊行され加賀や義太夫の正本は大字八行本だけではなく、絵入り細字本、中字本、段物集と全てに及ぶ。夙に『貞享四年義太夫 ...
... 山本九右衛門一家にかぎりて外にはなし」(『鸚鵡ヶ柚』竹本筑後擦自序)とまで筑後(義太夫の受領名)が記す程であった。山本から刊行され加賀や義太夫の正本は大字八行本だけではなく、絵入り細字本、中字本、段物集と全てに及ぶ。夙に『貞享四年義太夫 ...
Pagina 10
... 山本側は何ら山木版を気に留める必要もないが、山木版の粗略さと大胆さが山本には我慢できなかったのであろうか。だが、浄瑠璃本出版の機構が前述の如きのものであるなら、大いに流行し、多くの愛好者や読者を獲得しだした浄瑠璃本を出版したいと望む正 ...
... 山本側は何ら山木版を気に留める必要もないが、山木版の粗略さと大胆さが山本には我慢できなかったのであろうか。だが、浄瑠璃本出版の機構が前述の如きのものであるなら、大いに流行し、多くの愛好者や読者を獲得しだした浄瑠璃本を出版したいと望む正 ...
Pagina 100
... 山本氏、隣家林氏江被参、夕七時過又此方へ被参。折から伏見氏被参候=付、整置候酒肴を開。長次郎殿同断○暮時頃林内義来ル。則、酒食もてなし、三絃取出し玩候内、およしも来ル。林子共両人、太田の子供同断。何れも四時被帰去。○七日己巳曇。夕七半時 ...
... 山本氏、隣家林氏江被参、夕七時過又此方へ被参。折から伏見氏被参候=付、整置候酒肴を開。長次郎殿同断○暮時頃林内義来ル。則、酒食もてなし、三絃取出し玩候内、およしも来ル。林子共両人、太田の子供同断。何れも四時被帰去。○七日己巳曇。夕七半時 ...