ビブリア, Edizioni 64-70天理大学出版部, 1976 |
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... かな= [出〕『発句秀逸集』ひめ糊のひるまをあそべ庭の蝶くたびれて蝶のもろ羽に夕日かな朧夜やふたりあるけば恋めかし顔見ゆる月夜ながらに春の雪陽炎や眼にわすれたる花すき鼬なく暮にも桃のちらぬなり看十牛区よし原は金をつぶてになく蛙 (続成美家集) ...
... かな= [出〕『発句秀逸集』ひめ糊のひるまをあそべ庭の蝶くたびれて蝶のもろ羽に夕日かな朧夜やふたりあるけば恋めかし顔見ゆる月夜ながらに春の雪陽炎や眼にわすれたる花すき鼬なく暮にも桃のちらぬなり看十牛区よし原は金をつぶてになく蛙 (続成美家集) ...
Pagina 70
... かな〔出〕『一茶連句集』『成美家集』『随斎翁家集』春の日は入そこなふて雉子の声物おもふと見せてかくる雉子哉ある人の六十の賀に花に酔て眼鏡もいらず桃すも賑かな酒屋餅屋を帰る雁田舎でもかな草見る桃の花泥染の雫になくか巣の雀亡父の三十三周に春 ...
... かな〔出〕『一茶連句集』『成美家集』『随斎翁家集』春の日は入そこなふて雉子の声物おもふと見せてかくる雉子哉ある人の六十の賀に花に酔て眼鏡もいらず桃すも賑かな酒屋餅屋を帰る雁田舎でもかな草見る桃の花泥染の雫になくか巣の雀亡父の三十三周に春 ...
Pagina 99
... かな長夜のころをこの秋は晦日さへなくて暮にけり暮秋のころを秋の山すそは時雨とふりにけり音にたて、ふくべもなるや秋の果暮秋菊の香をもてしづめたる硯哉寒ければ顔もてよする柚みそかな落栗や兎のあそぶところなし椎ひろふ浮世過すもやすいものうら枯 ...
... かな長夜のころをこの秋は晦日さへなくて暮にけり暮秋のころを秋の山すそは時雨とふりにけり音にたて、ふくべもなるや秋の果暮秋菊の香をもてしづめたる硯哉寒ければ顔もてよする柚みそかな落栗や兎のあそぶところなし椎ひろふ浮世過すもやすいものうら枯 ...