ビブリア, Edizioni 64-70天理大学出版部, 1976 |
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Pagina 18
... なるもので、東大寺の學匠宗性が十五歳の時の筆になるものといふ。「源氏表白」は、別名「源氏供養表白」「源氏物語表白」「源氏講式」などとも呼ばれ、澄憲の子安居院聖覺の作になるものといふ。後の『謠曲拾葉抄』は、或説として一條禪閣良の作と傳へる ...
... なるもので、東大寺の學匠宗性が十五歳の時の筆になるものといふ。「源氏表白」は、別名「源氏供養表白」「源氏物語表白」「源氏講式」などとも呼ばれ、澄憲の子安居院聖覺の作になるものといふ。後の『謠曲拾葉抄』は、或説として一條禪閣良の作と傳へる ...
Pagina 26
... なるといふ考へ方は、『本朝文粹』以来諸書に見えてをり、例へば無住『沙石集』序には「狂言綺語ノアダナルタブレヲ緣トシテ、佛乘ノ妙ナル道ニ入シメ」とか、同じく『雑談集』に「ヨク用ル時、狂言綺語/誤轉シテ佛乘ノ因」などとあり、流布本『曾我物語 ...
... なるといふ考へ方は、『本朝文粹』以来諸書に見えてをり、例へば無住『沙石集』序には「狂言綺語ノアダナルタブレヲ緣トシテ、佛乘ノ妙ナル道ニ入シメ」とか、同じく『雑談集』に「ヨク用ル時、狂言綺語/誤轉シテ佛乘ノ因」などとあり、流布本『曾我物語 ...
Pagina 102
... なる者の養女おまさ、改名してお百という女を自分が娶った。そのおまさの養父は会田氏海老屋市郎兵衛なる者だが、これがどういう者であるかということははっきりとは書いてない。それから実母のはつは下駄屋佐兵衛なるものと再婚しておる。その実母が馬琴 ...
... なる者の養女おまさ、改名してお百という女を自分が娶った。そのおまさの養父は会田氏海老屋市郎兵衛なる者だが、これがどういう者であるかということははっきりとは書いてない。それから実母のはつは下駄屋佐兵衛なるものと再婚しておる。その実母が馬琴 ...